面倒な確定申告、期限が迫って焦って作業した経験がある人もいるでしょう。郵送用の書類の作成や税務署に中々いけない人もいると思います。実は確定申告はスマホでもできてしまうのをご存じでしょうか?そこで本記事では確定申告について解説すると共に、ネットで確定申告する方法についても紹介していきます。

そもそも確定申告はなぜ必要?

  確定申告は面倒ですが、しなければいけない理由があります。下記で詳しく解説するのでご覧ください。

確定申告の必要性

日本では申告税方式と呼ばれる税制が採用されており、個人が得た収入は自ら税務署に申告し、納税する必要があります。ただし、会社員は会社で年末調整されているため、確定申告の必要はありません。

どんな場合に必要?確定申告をしていない人って多い?

結論からいえば、難しくて面倒という理由で確定申告をしていない人は多いです。実際必要ない人はたくさんいますが、しなければいけないケースもあります。例えば個人事業主やフリーランスの方、会社員でも年収額が一定以上の場合、公的年金の受け取りが一定額以上の場合、株取引で一定の利益を得た場合などは確定申告が必要になります。

確定申告しないとどうなる?

確定申告をしないと、延滞税を課される可能性があるほか、無申告加算税を課される可能性があります。簡単にいえば確定申告をしていれば払わなくて良かったお金を徴収されてしまうわけです。

国税電子申告・納税システム「e-tax」のメリットとデメリット

 
  e-taxは国税電子申告・納税システムと呼ばれるもので、所得税、消費税、贈与税、印紙税、酒税などの申告や各種手続きをインターネットでできるサービスです。下記ではe-taxを使うメリットデメリットをまとめました。

e-taxのメリット

e-taxを使えば自宅にいながら確定申告を完了できます。書類は郵送する必要も持参する必要もなく、インターネットで全手続きが完了するのは魅力です。また、国も電子申告を推奨しているため、青色申告者の場合は控除額10万円アップする大きなメリットも。

e-taxのデメリット

e-taxで最もネックなのは事前準備の煩わしさでしょう。そもそもマイナンバーカードがないと使えないほか、利用者識別番号の取得、ICカードリーダライタの購入などe-taxを利用する環境を整えるのが、少し大変です。  

ネットで確定申告を行う方法

 
  ネットで確定申告できれば、税務署に足を運ぶ必要も書類を揃える必要もありません。ここではそんなネットで確定申告する方法を紹介していきます。

国税庁のホームページで確定申告する

国税庁のホームページを開いて、申告書等を作成する欄で「作成開始」を選ぶとさまざまな申告書の作成が可能です。

e-taxで確定申告書を作成してオンラインで提出する

国税庁のホームページで申告書を作成すると、e-taxで電子申告を行えます。e-taxによる提出ではマイナンバーもしくはID・パスワードが必要です。

e-taxで確定申告書を作成して税務署に郵送して提出する

作成した書類はe-taxで電子申告するだけでなく、印刷して税務署に郵送もできます。

クラウド会計ソフトFreeeで確定申告する

クラウド会計ソフトFreeeは銀行口座やクレジットカードから明細を自動取得してくれるので、面倒な入力作業が一切必要ありません。丸とバツの質問に答えるだけで必要な書類の作成が可能で、スマホにアプリをダウンロードすればスキマ時間で完成させることもできます。