確定申告にはさまざまな控除がありますが、中でも身近な控除は医療費控除ではないでしょうか?本記事では医療費控除について基礎知識から書き方、スマホでの申請方法についても解説していきます。本記事を読めば、関係ないと思っていたあなたも医療費控除を受けられるかもしれませんよ。  

確定申告の基本情報

確定申告を行っていないと無申告加算税や延滞税を課されてしまい、本来払わなくて良かったお金まで徴収されてしまいます。確定申告はバレなければいいと思いがちですが、実は税務調査などで徹底的に調べられるとすぐに無申告が発覚するので注意しましょう。  

確定申告とは?青色申告と白色申告の違い

確定申告には青色申告と白色申告があります。両者の違いを簡単にまとめると、青色申告は帳簿付けなどが面倒なものの、節税のメリットがあり、白色申告は比較的簡単に行えるものの、課税額が大きいです。  
白色申告 (特別控除なし) 青色申告 (10万円控除) 青色申告 (55万円控除) 青色申告 (65万円控除)
記帳方式 簡易(単式)簿記 簡易(単式)簿記 複式簿記 複式簿記
提出書類 収支内訳書 青色申告決算書(損益計算書) 青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表) 青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)
申告方法 紙・郵送・e-Tax 紙・郵送・e-Tax 紙・郵送・e-Tax e-Tax
   

確定申告の申告期限と納付期限は?

  確定申告の申告期限&納付期限は原則2月15(16)日~3月15日までです。  
  毎年若干のズレはありますが、決められています。

確定申告のやり方

確定申告はネットで書類を作成し、郵送・持ち込みやオンラインで完了。確定申告の書類は国税庁のホームページから申告書作成の欄で「作成開始」を選んで取得できます。作成した書類はe-Taxなどを使うとオンライン完結できます。  

医療控除の基本情報

医療費控除では抑えておきたいポイントがいくつかあります。誤解している部分もあると思うので、確認してみましょう。

医療控除とは?

医療控除は1年間にかかった医療費が一定額を超えると所得税や住民税が減額もしくは還付される仕組みです。

医療控除のよくある誤解

医療控除は原則年間10万円をこえなければ適用されません。しかし、一人では無理でも、同居家族や仕送りしている家族と合算した場合でも対象になります。また、所得の少ないときは10万円のハードルは高いでしょう。そんなときは、「所得金額の5%」を超えていれば適用できる基準があります。(※所得が低い=200万円以下)

確定申告の医療控除の書き方

医療費控除の申請方法は大きく5つのステップがあります。「医療費控除の対象になるか確認」「医療費控除の金額を計算」「確定申告と医療費控除の明細書用意」「税務署に提出」「還付金の確認」です。

確定申告の医療控除申請はスマホでできる

 
  スマホで国税庁のホームページから確定申告書等作成コーナーを開き、「作成開始」を選びます。表示される質問に答えていくと、簡単に申請書の作成が可能です。最後に提出方法を聞かれるので、自身の状況に合った方法を選びましょう。