高速道路に乗るとき、いつもいくらかかるのか不安になっている人はいませんか?確かに、何となくで乗ってしまうと、降りるときに思ったよりも高額になるケースがありますよね。そこで本記事では高速道路料金の計算方法を解説していきます。どんな仕組みで決まっているのか知りたい方は本記事を参考にしてみてください。  

高速道路料金の基礎知識

そもそも高速道路料金について、詳しい計算方法などを知らない人は多いでしょう。まずは前提となる知識を紹介していきます。

高速道路の歴史

高速道路が世界で建設されだしたのは1900年代のことです。第一次世界大戦後なのもあってか、初期の高速道路は軍事物資の輸送に用いられることがありました。日本では1963年7月16日に初めての高速道路が開通しています。ちなみに、ETCが導入されたのは2001年と比較的最近です。

普通車・普通料金の通行料金

普通車の不通区間での料金は(24.6円/km×利用距離+150円)×税で計算されます。150円というのは、走行1回に徴収される料金であり、ターミナルチャージと呼ばれるものです。

高速道路料金は誰が決めているの?

NEXCO(高速道路株式会社)が国土交通大臣に通行料金の申請を行い、大臣の許可を受けて通行料金を設定しています。

高速道路料金を計算できるアプリ・サイト

料金によっては高速道路を通ろうか、下道を通ろうか迷うこともありますよね。そんなときに使える便利なアプリやサイトを紹介します。

料金・ルート・渋滞情報が見れる「ドラぷら」

    ドラぷらはNEXCO東日本と共同開発されたアプリで、ルート検索、渋滞予測、SA・PA情報など高速道路を快適に利用するための情報が見れます。渋滞予測は渋滞予報士によるもので、的中率は80%。あらかじめ渋滞しそうな場所を把握しておけば、ルートの見直しなどもできます。  

乗り換え情報と高速情報が見れる「NAVITIME」

公共交通機関を合わせたルート検索ができるNAVITIME。電車やバスの乗車時間や乗車位置、公共交通機関を降りてからの徒歩ルートなどが細かく表示されるため、目的地までスムーズにたどり着けます。さらに、細かい地図情報や800万件のお店や施設情報も網羅。  

音声操作もできる「Yahoo!カーナビ」

Yahoo!カーナビは名前の通りYahoo!からリリースされたカーナビアプリです。Yahoo!IDでログインすると、JARTIC(日本交通情報センター)の交通情報を利用できる特徴があります。本来有料の情報が無料で利用できるだけでなく、有料道路の料金表示にETC料金が反映されるのが便利です。

高速道路料金の割引

高速道路ではETCカードを利用することで、さまざまな割引を受けられます。下記で一部紹介するので確認してみてください。

休日割引

土日祝日に30%割引きされるのが休日割引です。適用条件として、普通車または軽自動車でETCにより通行する必要があります。

ETC割引

ETC割引は休日割引も含めて、平日朝夕割引、深夜割引、ETC2.0割引といったさまざまな割引き制度の総称です。いずれもETCカード利用が条件となります。

平日朝夕割引

平日の朝6時~9時、夕方17時~20時の間一定回数以上高速道路を利用することで、30%もしくは50%高速料金割引となるサービスです。