これからお部屋を借りようと思っている方に知ってもらいたいのがUR賃貸。本記事ではそんなUR賃貸に関して気になる噂やメリットデメリットについて紹介していきます。初期費用を払わず住める物件を探しているなら本記事をぜひお読みください。
UR賃貸とは
UR賃貸とはUR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が管理する賃貸住宅のことです。公的な機関による賃貸住宅で、一般賃貸などとは異なる特徴があります。
UR賃貸と一般賃貸の違い
UR賃貸は一般賃貸と比べて、初期費用、入居後費用を抑えられるのが大きな特徴です。
家賃10万円の物件に5年間住んだ場合 |
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UR賃貸 |
一般賃貸 |
家賃 |
600万円 |
600万円 |
敷金 |
20万円 |
20万円 |
礼金 |
0円 |
20万円 |
仲介手数料 |
0円 |
10万円 |
更新料 |
0円 |
20万円 |
UR賃貸の申し込み条件は?
UR賃貸では原則、「申込者本人の平均月収が基準月収額以上」「日本国籍もしくはURが定める視覚を持つ外国籍の方で、継続して居住するための住宅を必要とする方」「単身者もしくは同居しようとする親族の方」「本人を含めた全員が、URの定める入居開始可能日より1ヶ月以内に入居でき、円満な共同生活を営める方」「本人含めた全員が暴力団員ではない方」が申し込めます。
UR賃貸は一人暮らしもOK?
一人暮らしもできますが、そもそも一人暮らし用物件が少ないため、希望の部屋に住める確率は低いです。
UR賃貸のメリット
そもそもUR賃貸を管轄する都市再生機構とは、大都市、地方中心都市の市街地整備改善や賃貸住宅の供給支援、UR賃貸住宅の管理を目的とする独立行政法人です。神奈川県に主要な事務所があり、首都圏を始めとする全国に事務所があります。
「礼金」「仲介手数料」「更新料」「保証人」が必要ない
UR賃貸では入居前の礼金を始め、更新時に発生する更新料、面倒な保証人などをたてる必要がありません。そのため初期費用や入居後の費用を抑えられます。
敷地や部屋が広々としている
都市近郊を開発してきたのがUR賃貸なので、敷地や部屋が広々しています。場所によっては敷地内に公園、保育園、病院、スーパーなどを備えているところも。
耐震性・遮音性に優れているものが多い
UR賃貸は鉄筋コンクリートで造られています。鉄筋コンクリートは「耐火・耐震性」「防音・遮音性」のメリットがあるため、地震大国の日本にはピッタリです。
UR賃貸のデメリット
UR賃貸は初期費用がない分、人によってはデメリットになるケースもあります。
中〜高所得者向け!家賃が相場よりも高め
UR賃貸は基本的に家賃が相場より2割ほど高いです。例えば、通常8万円が相場の部屋なら、9万円~10万円程度で募集されています。
入居希望者が多く競争が激しい
UR賃貸の申込は先着順。気になるお部屋を見つけたらすぐに契約しないと、他の方に先を越されてしまいます。
審査が厳しめ
UR賃貸では保証人がいらない分、入居に関する審査は厳しいです。特に貯蓄や平均月収について詳しく審査されます。
UR賃貸はどんな人におすすめ?
・緑豊か&静かな場所で子育てしたい人
・初期費用を抑えたい人
・保証人を頼めない&頼みたくない人
UR賃貸の注意点
UR賃貸を検討する上で注意したいのは、網戸がついていない、原則ペット禁止、建物が古めな点です。ペットに関しては、隠れて飼っているのがバレると契約違反で退去になる可能性があります。
UR賃貸に関するQ&A
UR賃貸に関して知っておきたいポイントをまとめました。
「UR賃貸は恥ずかしい」ってどういう意味ですか?
UR賃貸は昭和に建てられた物件などをリノベーションしているため、ところどころ古さを感じるものになっています。そのため、恥ずかしいと感じる人がいるようです。
女性でUR賃貸に一人暮らししている人っていますか?
初期費用がなく住みやすいという観点から女性でも一人暮らししている人はいます。
UR賃貸の空き状況はどうやって確認できますか?
正確な空き情報はUR賃貸のホームページ、直接店舗に行く、営業センターへ電話などで確認できます。
UR賃貸ってやっぱりお金持ちじゃないと住めませんか?
UR賃貸の多くは家賃が高くなっており、ある程度の収入がある方でないと入居が難しくなっています。
UR賃貸はやばいって聞いたのですが…
古い物件をリノベーションしている場所が多いことから、補修工事や点検が頻繁に入ることもあります。そのため、日中家にいる人はうるさいと感じるかもしれません。